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2011年7月2日土曜日

狭い場所で

うんと狭い場所に閉じこもって、鎖国時代の日本のように、といったところで、いまやありとあらゆるチャンネルで世界はつながっている。

グローバリゼーションって言うけど、もうそうなってしまっていて、ローカルにとどまるのはとても困難だ。
でも本当に重要なのは、ローカルにとどまることではないのか。

東大が9月入試を検討しているという。東大はますます埋没するだろう。桜のない入学式には、グロ―バルな、金太郎あめのような、やる気に満ちた、前向き野郎たちの顔が並ぶに違いない。そういう人たちは、もう必要ないほどたくさんいるではないか。

海外から学生が来るというなら、4月の入学式をぜひ経験すべきだ。日本の大学が、そういう役割を果たさなくて、一体どういう役割を果たすのだ。

こんなふうに足並みをそろえるというのは、個別の役割を捨て去るということに他ならない。ちょっと言いすぎか。

しかし、狭い場所で、マイノリティであり続けたい。ローカルに行動したい。ローカルに行動することで、広い世界とつながる、そういう道があるはずだ。グローバルなんていう狭い世界へ向かうのではなく。


開業して、ますますそういう気持ちになる。この狭い場所こそ、世界に通じているのだ。

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