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2010年10月10日日曜日

メーカー共催の講演

 
メーカー共催の講演でのトラブル。
当初はメーカーの協賛なしの講演が、主催者側の配慮(おそらく謝金が少ないことに対する)からメーカー協賛となって、謝金が増えること以外はほとんど不快なことばかり。最近では最も不快なことだったかもしれない。

新幹線の切符を手配してくれるというので、神戸からの帰りに名古屋でいったん降りるがいいだろうかということでお願いした。

そうしたら、払い戻し不可能な切符で、神戸から名古屋までしか負担できない、名古屋以降は自己負担してくださいとの返事。こちらが準備する切符ですから、神戸から東京まで一直線に帰って来てもらわないと困ります。そういうことらしい。あなたの言っていることはメーカーに自分の都合の途中下車の分まで手配させるという不正行為ですよ、みたいな感じもあり、結構まいった。

それにそのメールの返事になんと名古屋からの特急料金の料金表かはりつけられている。こんな少額のことですからそちらで負担しなさいみたいな感じで。

久々に切れた。

別に私から切符の手配を頼んだわけじゃない。自分で名古屋途中下車の切符で手配して、神戸ー東京間の料金だけを精算払いにしてもらえば済むことだが。それはだめらしい。

払い戻し不可能な切符にしてあるのは不正防止のためだろう。MRが不正をしたり、医者が不正をしたり、そうう歴史があるにちがいない。

携帯電話で1分もあれば往復の新幹線が予約できる時代に、切符を手配させてくれといって、そのために、都合をつけて何日の何時に来てもらえれば会えますなんて約束を繰り返し、2回も3回も会って、メールのやり取りをし、ようやく切符の準備にたどり着いたら、名古屋までの特急券まで。

お願いだから、こんな対応しかできないのに切符の手配をしますとか言わないでほしい。

結局メーカーの協賛なしで、行くことにしてもらったが、本当に不愉快。
しかし、よくよく考えれば謝金が増えることで協賛になってよかったと思う自分が最初にいる。メーカーの協賛を最初から拒否すればこんなことにならなかったわけだ。そういう意味でさらに不愉快。むしろ元の原因は自分にもある。

そういう自分の側のいけてない部分が元なので、あまり怒っている場合じゃないな。

不正を防ぐための払い戻し不可の切符、これは払い戻して格安切符で差額を儲けるというような不正を防ぐかもしれないが、そういうモラルそのものを正すわけじゃない。

で、実際メーカーも、医者にも、そういうモラルの低下が明らかにあり、自分もそのひとりであり、そのためにこういう不愉快な仕組みを氾濫させているわけで、自業自得と言えばそれまでだ。

しかし、モラルの問題は結局、自分自身のモラル、社会のモラルの問題であって、無理やり制度で締め付けても、モラルが向上するばかりか、むしろモラルは低下し、得をするのは会社ばかり、というばかばかしい相変わらずモラルの欠けた社会。

 あほらしい。
 
 

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